成人の日の１月９日、２年前に高校を卒業した64期生の成人式が、学園講堂で行われた。恩師や学園関係者、家族たちが真新しいスーツや華やかな振袖姿の新20歳たち２８１人の門出を祝った。
地元の成人式に出席しにくい卒業生のため、母校で同窓会を兼ねた成人式を開き、参加してもらおうと企画され、今年で８回目になる。今回から同窓会主催になった。　　　　
錦織方人同窓会会長が「昨年の東日本大震災など自然災害で人々の絆が問われ、いっそう絆を固くして生きていくことが求められている。そこで①社会のルールを守れ②初心を忘れるな③高い目標を持ての３つ言葉を贈る。若い日々を大切に歩んでほしい」と、お祝いの挨拶をした。続いて来賓の有山雄基・学園理事長が「これからのグローバル化時代に、自分の国の歴史・文化をしっかり身に付け、日本国民の誇りを持った国際人として活躍してほしい」と激励した。
これを受けて新成人代表の下里堯君と澤田静香さんが「この大変な今、よりよい社会を目指すのが我々の使命であり、恩師・友達・家族たちに感謝を忘れず頑張っていきます」と決意表明をした。
この後、舞台で恩師を囲みクラスごとの記念撮影。続いて懐かしい中高食堂で、懇親会が開かれ、恩師や同級生たちと再会を喜び合った。