文化行事を開催

同窓会主催の24年度文化行事が秋晴れの10月21日、世界遺産・興福寺(多川俊映貫首)で、約100人の同窓会員と家族が参加して開かれた。
会員たちは森谷英俊執事長の法話「縁(えにし)について」(写真)に耳を傾けた後、同寺の東金堂、国宝館、仮金堂などを拝観した。
森谷執事長はまず、興福寺がなった710年(養老4年)以来、同寺はたびたび火災に見舞われ、その度に再建をかさね、現在に至る歴史を中紐解きながら「仏教ではこの世の中には一つとして無駄な、無関係なものはない」と説き。「縁、ご縁がある」ことの大切さを強調した。
また、阿修羅像について、戦いの神といわれたこの像にも、合掌する姿の中に「戦いを止めた」という変化が読み取れる。1300年に日本に伝わったインド神話のシンボル、これも縁であろう。と述べた。
法話の後、参加者は特別拝観の仮金堂を初め国宝館、東金堂に入堂し阿修羅像を初め貴重な天平文化の遺産を拝観した。

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