2年前に高校を卒業した第65期生がことし成人となり、1月14日午後、学園講堂で、卒業生314人が出席して同窓会主催の成人式を挙行した。
恩師たちや学園関係者、それに家族約200人で埋まった会場で、真新しいスーツや華やかな振袖姿の新20歳の門出を祝った。
この企画は、地元の成人式に出席しにくい卒業生のため、母校で同窓会を兼ねた成人式を開き、参加してもらおうと9年前から続いている。(昨年より同窓会主催、それまでは教育振興会主催)。
まず、錦織方人同窓会長が「社会のルールを守り、初心を忘れず、高い目標を持って日々努力を―の3つの言葉を贈る。社会に出て正々堂々と充実した毎日を歩んでください」と、お祝いの挨拶をした。
続いて来賓の有山雄基・学園理事長が「この激動する国際化時代にこそ、学園建学の理念に沿って、自国の歴史・文化に深い知識と誇りを持ち、他国の文化に深い理解と敬意を表する人として、活躍を期待します」と激励した。
また三村正明校長が「ずいぶん立派になって帰ってきた君たちをみて大変喜ばしい。人生には苦楽共にある。つらい時こそチャンスだ。社会人として実りある人生をおくるよう、しっかり頑張ってほしい」とエールを贈った。
これを受けて新成人代表の伊藤俊輔君と田辺静香さんが「よき社会人としての使命と責任を果たすため、恩師や友達・家族たちに感謝しながら、日々精進していきます」と決意表明をした。
この後、会場の舞台で恩師を囲んで、クラスごとの記念撮影が行われ、その間、久しぶりに会った友達同士が互いの写真を取り合う光景があちこちでみられた。続いて、懐かしい中高食堂で、懇親会が開かれ、恩師や同級生たちと再会を喜び合った。
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同窓会主催の65期生の成人式
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