今年20歳を迎えた、高校66期生の成人式(主催・中高同窓会)が1月13日午後、学園講堂で行われた。(写真)
和服やスーツ、華やかな振袖姿の306人が集い(写真)、恩師や学園関係者、家族たちの祝福を受けた。
この母校での成人式は、地元の式に出席し難い卒業生に、同窓会を兼ねた式典で20歳の門出をいわってもらおう―と10年前から続けられている。
まず、同窓会の錦織方人会長(写真)が、IPS細胞発見の山中伸弥教授と天皇陛下の心臓手術を担当した天野篤教授を例に挙げて「君たちに①人生を意気に感じよ②不撓不屈の精神で絶対あきらめるな―の2つを贈る。若い日を無駄にしないで、正々堂々と歩み、切磋琢磨すれば、すばらしい未来が開かれる」と、お祝いの挨拶をした。
続いて来賓の有山雄基・学園理事長(7期生)が「激動する国際化時代の今こそ、学園建学の理念に沿って世のため、人のために尽くす人間になってほしい。日本の歴史・文化に深い知識と誇りを持ち、他国に深い理解と敬意を表する人として、大いなる活躍を願っている」と祝辞した。
また有馬利治校長が「東日本大震災のような自然災害、政治のことなど、世の中の出来事にしっかり目をむけて、つねに自分には何ができるかを考え、夢実現に羽ばたいてくれるよう祈っている」と激励した。
この後、新成人代表の胡内秀介君と中田有香さん(写真)が「大きな難題を抱えながら2020年の東京五輪開催が決まった日本を、よりよりものにするため、社会人として誇りと責任を持ち、人生を歩んで行きたい」と決意表明をした。
この後、会場の舞台でクラスごとの記念撮影が行われた。続いて、懐かしい中高食堂で開かれた懇親会で、恩師や同級生たちと久しぶりの再会を喜び合った。
(学園新聞338号より)
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