学園のシンボル「中高・円型校舎」(写真)が来年、新校舎に生まれ変わります。7月下旬からの解体作業を前に7月13日、学園講堂で〝お別れ会〟が同窓会と中高共催で開かれた。
1000人を超す卒業生らが集い、懐かしい学び舎で名残を惜しんだ。
この円型校舎は昭和31年から同36年にかけ、3棟建てられた内の最古の第1校舎で、地下1階、地上4階建。他の2棟は平成14年までに、学園前駅再開発やキャンパス整備で姿を消した。建築当時、おしゃれでユニークな構造の校舎として新聞各紙にも載った。
現在は、中2・3の女子クラス教室に使われ、老朽化や手狭なことなどから建て替えが決まった。来年8月には4階建ての新校舎が完成する。
お別れ会には、山本順英名誉理事長も出席。まず平成15年に講堂竣工時に同窓会と教育振興会で寄付した緞帳が披露された。緞帳が揚がり弦楽部員65人の歓迎演奏に続いて、有山雄基理事長・錦織方人同窓会長・有馬利治校長が挨拶した。
この後、参加者は円型校舎の教室を見学。展示の学園史パネルを感慨深く眺め、旧友たちと記念写真を撮りあった。最後に、芝生広場で集合写真そして学園の歌、学園祝歌「茜雲」の大合唱をした。
多くの卒業生は、学園74年の伝統の中、58年間輝いた円型校舎を心の中にしっかりと留め感謝した。