「成人の日」の1月11日、20歳を迎えた中・高校68期生の成人式を同窓会主催で学園講堂で開催した。スーツ姿や華やかな振袖姿の計293人が集った。卒業から主に2年、巣立った母校で友との久しぶりの再会を喜び合った。
母校での成人式は、同窓会を兼ねた式典として12年前から続けており、今年も卒業生のうち約8割が出席した。
式では、錦織方人同窓会会長が新成人として①ルールとマナーを守る②社会人の一員として人間関係を良好にする③目標を高く掲げ、日々努力を―の3つの言葉を贈り、「若い日を無駄にせず、すばらしい未来に向って歩んでほしい」とお祝いの言葉を述べた。
来賓を代表して吉川勝久理事長は「変化のスピードが速く、リスク対策が重要な時代を向かえた。社会、時代を作る一員として、どんなことにも自分の考えを持つようにしてください」と話した。さらに「学園の中高ブランドの高さに驚き、嬉しく思っている。卒業生の皆様の活躍で、さらにブランドの向上を図っていくことができればと思っいる。将来、かわいいジュニアとともに学園の門をくぐってください」と祝福した。
有馬利治校長は「夢と希望を持って巣立った皆さん。確実に進んでいるでしょうか。今一度振り返り、夢と希望を持ち続けて一歩一踏み出していってください」と激励。「若い力を発揮して日本、世界のために働き、責任と義務を果たしてほしい。また人権と平和について考え、人のため社会のために活躍できる人になってください」と激励した。
この後、新成人代表として松吉恭平さんと小林史佳さんが壇上に立ち、錦織会長に向け、「変化に対応できる柔軟で広く強い心を育て、責任と思いやりの心で平和な社会の形成に全力を注いでいきたい。昨年のラグビーW杯で日本代表が南アフリカに勝ち、歴史的偉業を成し遂げた。あきらめず努力することが結果につながることに気付かされた。私たちはそれぞれの夢をかなえるため日々努力し、一層の高みを目指したい。感謝と成人としての決意を胸にこれからの人生を生きていくことを誓います」と力強く述べた。
式典後、壇上で担任だった恩師を囲み、クラスごとの記念撮影が行われた。続いて懐かしい中高食堂で懇親会が開かれた。
(学園新聞より)