国公立に225人合格
過去最多 医学科も28人
中高進路指導部は2016年大学入試の合格状況(延べ人数)をまとめた。国公立大に225人、うち医学部医学科には28人が合格。女子特進Ⅰコースの国公立大合格者も20人(うち現役18人)と、それぞれ過去最多となった。国公立難関10大学には、東京大1人、京都大19人、大阪大、神戸大各15人、北海道大4人、九州大2人、東北大、一橋大、名古屋大各1人と健闘した。
国公立大医学部医学科は、奈良県立医科大10人▽防衛医科大学校3人▽山梨大2人▽北海道大、金沢大、大阪市立大、大分大各1人など28人。最多だった昨年の24人を上回った。奈良県立医科大は、東大寺学園の11人に次いで全国2位。京大は2013年から年々、合格者を増やしている。
国公立大合格者225人のうち現役生が157人と躍進。京都大、大阪大とも13人。神戸大も11人。特進Ⅱコースからは大阪大・神戸大に計7人(昨年2人)。男子英数クラスは43人と倍増した。
コース別にみると、男子英数コースのS理系選抜クラスが奈良県立医科大4人、防衛医科大学校3人など国公立大医学科に12人が合格した。
男子英数クラスは京大8人▽東北大1人▽大阪大6人など。国公立医学科には北大、信州大各1人など計6人が合格した。
女子英数コースでは、東大1人▽京大7人▽大阪大5人▽神戸大4人など。国公立大医学科には、奈良県立医科大5人など計10人が合格した。
女子特進Ⅱコースは大阪大3人▽神戸大5人▽奈良女子大、大阪府立大各2人など国公立大に34人が合格した。
女子特進Ⅰコースは大阪教育大、兵庫県立大各3人など国公立大学20人。また、同志社大15人▽関西大19人▽関西学院大16人▽同志社女子大18人など。
奥本恵・進路指導部長は、「志望大学別のセミナーでの2次力養成とあわせて弱点対策セミナーで学力の底上げを図り、全コースでセンター試験の平均点が上がった。また、国公立大合格者のうち中後期試験での合格者は76人。『受験は3月まで。現役生は最後まで伸びる』と担任を中心に様々な場面で生徒をサポートした。こうしたていねいな指導が今回の躍進につながった」と分析している。
(学園新聞第354号より)