ギターマンドリンクラブ50周年記念演奏会先輩後輩つなぐ「心のハーモニー」

中高のギターマンドリンクラブ創部50周年記念演奏会が4月11日、郡山・やまと郡山城ホールで開かれた。卒業生が息のあった演奏を披露したほか、在校生と合同演奏が15年ぶりに実現。先輩後輩をつなぐ伝統の「心のハーモニー」が会場にいっぱいに広がった。
演奏会には、卒業生112人、在校生59人が参加。在校生がボロディンの難曲「歌劇『イーゴリー公』より序曲」を披露。卒業生は2002年の学園定期演奏会のために委嘱された「マンドリンオーケストラのための燦」など2曲を演奏。当時ソロパートを務めた和泉美悠規さんが同じく美しい音色を響かせた。
このあと、在校生と卒業生が隣り合わせでステージにいっぱいに座り、「田園風叙景『祭』」を演奏。合同演奏は2000年の定期演奏会で創部35周年を記念して、OG60人が参加して以来だという。
昨年7月、同クラブOB・OG会が発足。会員に記念演奏会への参加を呼びかけ、9月から月2回、学園を中心に練習を重ねてきた。
OB・OG会長の津田三知代さんは「学園の理解と協力で練習ができ、50周年を機会に合同演奏が実現できたことは大きい。指導していただいた金治耕造先生から『音楽の対話』を学んできたが、先輩と後輩が一つにつながり、伝統の『心のハーモニー』が奏でられた」と話している。
クラブをとりまとめる常盤百合子部長(3F)は「年齢差のある先輩と隣り合わせで演奏していることに不思議な気持ちがした。普通の高校生では味わえない、音楽でつながった縁を実感した。先輩が1年1年積み重ねてきたからこそ、50年の節目が迎えられた。この伝統を引き継ぐ使命感を感じた」と話している。
(学園新聞347号より)

カテゴリ別お知らせ一覧

年別のお知らせ一覧